日本維新の会代表選(17日告示、12月1日投開票)を巡り、空本誠喜衆院議員(60)=広島4区=と金村龍那衆院議員(45)=比例南関東=は15日、立候補を表明した。既に共同代表の吉村洋文大阪府知事(49)と松沢成文参院議員(66)=神奈川選挙区=が名乗りを上げ、現状で4人が争う乱立模様となっている。
空本、金村両氏はそれぞれ国会内で記者会見し、50人の推薦人確保にめどが立ったと説明。空本氏は衆院選での議席減に触れ、「風当たりはきついが、これを乗り越え、来年の参院選に弾みをつけたい」と強調した。金村氏は「先頭に立って改革を実現したい」と意気込みを語った。
維新では、国会議員に加えて地方議員や首長も、代表選の候補者や推薦人となることが可能。2023年の統一地方選で大きく議席を伸ばしたため、対象は合わせて800人を超え、立候補が相次ぐ要因になっているとみられる。
代表選には、中川貴大東京都国立市議(31)も意欲を示している。
[時事通信社]