10月27日投開票の衆院選で運動員2人に報酬計約6万円を渡したとして、大阪府警捜査2課は16日までに、公選法違反(買収)容疑で、同府太子町議の辻本馨容疑者(55)=同町山田=を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
関係者によると、辻本容疑者は一般運動員として、大阪15区で出馬して比例近畿ブロックで復活当選した自民党の島田智明氏(54)を支援していたという。
逮捕容疑は、10月24日、選挙運動をした知人ら2人に対し、同府河内長野市の飲食店と大阪市北区のコンビニエンスストアで、報酬として計6万7000円を手渡した疑い。
同課は買収資金の出どころや、報酬を受け取った2人についても詳しく調べる。
辻本容疑者は2016年の太子町議選で初当選。今年4月の町長選で落選後、10月の町議選で当選していた。
[時事通信社]