消費者庁の食品衛生基準審議会の部会は18日、微生物由来のサプリメントの安全性を高めるため、事業者に対し、原材料検査の厳格化を求める指針案を大筋で了承した。小林製薬の紅麹(べにこうじ)配合サプリ問題を受けた措置。同庁は、現行の指針を年内にも改定する。
小林製薬のサプリは、紅麹の培養段階で青カビが混入し、毒性のあるプベルル酸などが生成されたとみられている。このため、指針案は微生物由来のサプリの原材料の味やにおい、色の変化を確認するための試験や、微量の不純物も検出できる試験の実施などを盛り込んだ。
[時事通信社]