【シリコンバレー時事】米ブルームバーグ通信は18日、米IT大手グーグルにウェブブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」の売却を命じるよう、米司法省が首都ワシントンの裁判所に要求すると報じた。同社による検索エンジン市場での反トラスト法(独占禁止法)違反を認定した判事に対し、20日にも是正策として提案する。
分析サイト、スタットカウンターによると、グーグルは世界の検索エンジン市場で9割のシェアを握る。これが同社の収益源である広告事業を支えてきた。司法省は、クロームが市場独占に重要な役割を果たしていると判断。判事が要求を受け入れれば、事業構造の大再編につながる可能性がある。
[時事通信社]