JCBは19日、同社が展開するクレジットカードの不正利用情報を即時共有できるシステム「MATTE(マッテ)」をJCB以外の国際カードブランドを扱う会社にも開放すると発表した。三井住友カードなど約30社が今月末までに参加する見通し。業界各社で共通のシステムを利用し、不正対策を強化する。
マッテは、検知したカードの不正利用情報をシステムに登録し、リアルタイムで加盟店などと情報を共有する仕組み。商品の配送停止といった対応も即座にできる。以前はカード会社側から電話やメールなどで個別に連絡していたため、情報伝達に時間がかかっていた。各社が今後JCBのシステムを利用することで、業務の効率化も図れる。
[時事通信社]