【パリ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻開始から1000日となった19日、欧州連合(EU)欧州議会でオンライン演説した。ウクライナはこれまで、西側の力添えを得て陥落の事態を回避してきたと謝意を示すとともに、「戦争を公正に終わらせるため全力を尽くさねばならない」と訴え、一段の支援を求めた。
ゼレンスキー氏は、1000日間が「途方もない試練だった」が、ロシアのプーチン大統領は今後も侵攻を「自分からやめることはない」と主張。和平交渉のテーブルに着かせるには、ロシアの軍事力や経済力に大きな打撃を与えて不利な状況に追い込む必要があるとして、対ロシア制裁や、ウクライナへの軍事支援の重要性を説いた。
[時事通信社]