【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は20日、パレスチナ自治区ガザでの「即時かつ無条件の恒久的停戦」を求める決議案を採決したが、米国が拒否権を行使して否決された。日本を含む残り14理事国は賛成した。
昨年10月のイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突開始後、米国がガザでの戦闘に関する決議案に拒否権を行使するのは修正案を含めて5回目。
ウッド米国連代理大使は採決後の演説で、米市民7人がハマスに拉致されたままだと強調。「恒久的停戦は、無条件ではなく人質解放を伴わなければならない」と拒否権行使を正当化した。
[時事通信社]