将棋の加藤一二三九段(84)が農協(JA)系の月刊誌「家の光」で65年間続けている詰め将棋の連載が、このほど「同一雑誌におけるボードゲームパズル作者としての最長キャリア」としてギネス世界記録に認定された。21日午前、東京都内で公式認定証の授与式に臨んだ加藤九段は「世界記録達成ということになって大変喜んでおります」と語った。
「家の光」での連載は19歳だった1959年に始まり、引退後も休まず続いている。加藤九段は記者会見で「詰め将棋との出合いは小学4年ぐらい。見た瞬間に将棋の魅力をつかんだ」と振り返り、「目が覚めるような、あっと驚くような手を2手は入れることにしている。これからも記録を更新していきたい」と元気に話した。
[時事通信社]