【ニューデリー時事】インドの新興財閥アダニ・グループは21日、ゴータム・アダニ会長や傘下企業幹部が米検察当局から詐欺罪で起訴されたことを受け、「根拠がない」と不正を否定する声明を出した。その上で「あらゆる法的手段」を通じて争う姿勢を示した。
20日の起訴を受け、グループ企業の株価は軒並み下落。モディ首相と同郷のアダニ被告は政権との近さが取り沙汰されており、事件の影響はインドの金融市場全体や今後の印米関係にも波及する可能性がある。傘下の再生可能エネルギー会社アダニ・グリーン・エナジーは21日、ドル建て社債の発行を停止した。
[時事通信社]