【ベルリン時事】ドイツのヘーベシュトライト政府報道官は22日、国際刑事裁判所(ICC)によるイスラエルのネタニヤフ首相らの逮捕状発付を受けて声明を発表し、実際に訪独が見込まれる状況まで判断を留保する考えを表明した。ドイツはユダヤ人を迫害した歴史的な負い目から、イスラエルを擁護しており、逮捕状執行に慎重な姿勢を見せた。
声明は、機関としてのICCを支持するとしつつ、「同時にイスラエルとの間に特有の関係と大きな責任がある」と主張した。ヘーベシュトライト氏は同日の定例記者会見で「(判断を)急ぐ必要はない」と述べた。
[時事通信社]