【台北時事】台湾総統府は22日、頼清徳総統が30日から12月6日の日程で、外交関係がある太平洋のマーシャル諸島、ツバル、パラオを歴訪すると発表した。米ハワイ州や米領グアムに立ち寄る可能性があり、実現すれば中国は反発するとみられる。頼氏の外遊は5月20日の就任以降初めて。米大統領選の終了を受け、頼政権は発足から半年を経て外交活動を本格化させる。
台湾外交部(外務省)の田中光政務次長(外務次官)は総統府の記者会見で、頼氏の米立ち寄りを確認しなかったが、経由地を「適切な時期に公表する」と述べた。マーシャル諸島に到着する12月3日までの日程が空白のため、別途明らかにする見通し。蔡英文前総統が太平洋島しょ国を歴訪した2019年にはハワイに立ち寄った。
[時事通信社]