【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は22日、トランプ次期米大統領が財務長官に、ケビン・ウォーシュ元連邦準備制度理事会(FRB)理事の指名を検討していると報じた。ウォーシュ氏は就任後にFRB議長に転じる可能性がある。関係者の話として伝えた。
パウエル現FRB議長の任期は2026年5月まで。トランプ氏は1期目在任中、金融緩和を求めてパウエル氏と対立。今回の選挙戦ではFRBの政策決定に「大統領が意見すべきだ」と訴えていた。
WSJによれば、トランプ氏は20日、南部フロリダ州にある自身の邸宅「マールアラーゴ」でウォーシュ氏と、FRB議長人事を含めて会談した。ウォーシュ氏は財務長官の最有力候補だが、21日夜の時点で、トランプ氏はまだ最終決定していない。
[時事通信社]