【北京時事】中国外務省の毛寧副報道局長は25日の記者会見で、日本人向け短期ビザ免除の再開を巡り、「日本側も両国国民の往来の利便性向上に共に努力するように希望する」と述べた。日本にも中国人の渡航に便宜を図るよう求めた形だ。
中国は今月30日から、日本人向け短期ビザの免除を約4年8カ月ぶりに再開。ビザなしで滞在できる期間も、従来の15日以内から30日以内に延長する。
中国側はこれまで、短期ビザ免除再開の条件として日本側にも中国人の訪日ビザ免除を要求してきた。今回の再開と引き換えに、引き続き日本側に訪日ビザ取得の条件緩和など何らかの措置を求めていくとみられる。
[時事通信社]