三菱電機の漆間啓社長は26日までに報道各社のインタビューに応じ、電気自動車(EV)などに使われるパワー半導体の事業について「(業界)再編の動きを積極的に考えていきたい。いくつかの会社と話をしている」と述べ、国内勢との連携に意欲を示した。現状はドイツなどの競合他社が先行するが、「世界で勝てる事業」にするため強化を進める考えだ。
再編の時期は「早いに越したことはないが、各社の利害がある」と指摘。技術の補完や開発の共通化など、連携の利点や進むべき方向性で一致する企業と「グローバルで勝つにはどうすればいいか、志を共有しながらやっていくことが重要だ」と強調した。
[時事通信社]