【パリ時事】フランスの首都パリのイダルゴ市長(65)=社会党=は、2026年の任期満了をもって退任し、3期目を目指さない意向を表明した。ルモンド紙(電子版)が26日報じたインタビューで、後進に道を譲ることを「ずっと前に決めていた」と語った。
フランスの自治体首長は議会内の互選で選出される。任期は6年。
イダルゴ氏は後継候補に、市議会で左派会派を率いるレミ・フェロー議員(53)を指名した。「パリの未来を切り開くことができる人物。人をまとめる能力がある」と絶賛した。
次期パリ市長にはダチ文化相(58)が名乗りを上げているほか、今月実施された世論調査ではアタル前首相(35)が支持率トップだった。
イダルゴ氏は14年、女性初のパリ市長に当選、20年に再選され、現在2期目。退任後も政治活動は続けるという。
[時事通信社]