英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は26日、業績不振の日産自動車が、資本提携している仏自動車大手ルノーが売却した日産株の引受先を探していると報じた。銀行や保険会社など長期保有の投資家のほか、電気自動車(EV)分野で協業するホンダを含め、「あらゆる選択肢」を検討しているという。
日産は今月、米国と中国での販売不振により、世界全体で従業員を9000人削減し、生産能力も20%減らす方針を示した。さらに、保有する三菱自動車の株式約34%のうち、最大10%を売却する計画を示すなど、経営再建に向けた構造改革を急いでいる。
[時事通信社]