兵庫県の斎藤元彦知事と県内41市町の首長による意見交換会が26日、神戸市内で開かれた。17日に行われた知事選で対立候補の稲村和美前尼崎市長への支持を表明した市長も参加。出席者からは告発文書問題を巡る県政混乱の収束を求める声が出た。
斎藤氏は「約50日間不在となり、行政に不安を与えて申し訳ない」と謝罪。その上で「県と市町が連携することが大事。課題に一緒に向き合いたい」とあいさつした。
稲村氏支持を表明した丹波篠山市の酒井隆明市長は「斎藤知事をふさわしいとした民意を尊重する」と強調。一方、県議会調査特別委員会(百条委員会)で疑惑解明に向けた審議が続いていることに触れ、「混乱が続くと困る。県政が進むよう最善の努力をお願いする」と求めた。
[時事通信社]