知人女性に睡眠薬を飲ませ、性的暴行を加えたとして、大手総合人材サービス「リクルート」元社員2人が逮捕された事件で、同様の手口で別の女性にも性的暴行をしたとして、警視庁捜査1課は27日、不同意性交容疑で、同社元社員豊川竣哉(26)、石川三四郎(27)両容疑者を再逮捕した。
再逮捕容疑は10月12日午後8時~11時ごろ、東京都港区芝浦のマンションで、20代女性に睡眠薬を混ぜた飲食物を摂取させ、性的暴行を加えた疑い。
同課によると、両容疑者は当日、知人の男性と女性2人を招き、計5人でホームパーティーをしていた。豊川容疑者が20代女性に性的暴行を加えていたところ、気付いた男性が止めに入り、女性を連れて先に帰宅した。
女性は翌日、警察署に被害申告し尿から睡眠薬の成分が検出された。「飲み物を飲んだ後、30分ぐらいで急激な眠気に襲われ、記憶がなくなった」と話しているという。
両容疑者は同じ日、パーティーに参加していたもう1人の女性にも睡眠薬を摂取させ、品川区内のホテルで性的暴行を加えたとして、不同意性交容疑などで逮捕され、今月19日に起訴された。
リクルートは今月25日、両容疑者を懲戒解雇した。
[時事通信社]