公明党の斉藤鉄夫代表は27日、石破茂首相と首相官邸で会談し、来年3月の核兵器禁止条約締約国会議に日本政府がオブザーバーとして参加することを要請した。斉藤氏によると、首相はドイツのオブザーバー参加の例に触れ、「どのような議論で参加に至ったのか、今どのような議論を行っているか、検証する必要がある」と述べた。
首相は先月のテレビ番組で、オブザーバー参加について「真剣に検討する」と語っている。会談後、斉藤氏は記者団に「ドイツと同じ道を進む可能性に言及した」と首相の発言を歓迎した。
斉藤氏はトランプ米次期大統領に被爆地訪問を呼び掛けることなども要望した。
[時事通信社]