自動車大手8社が28日発表した10月の国内生産台数は前年同月比0.3%減の計77万台と、3カ月連続で減少した。乗用車を中心に落ち込んだホンダが10.6%減、マツダが10.2%減となるなど6社がマイナスで、需要回復の遅れが浮き彫りとなった。
ホンダは、主力の軽自動車「N―BOX」を昨秋にモデルチェンジした効果が薄れたことが響いた。ダイハツ工業も3.9%減と低調で、認証不正の影響から脱し切れていない。一方、トヨタ自動車は昨年10月に仕入れ先の工場の火災で生産が落ち込んだ反動で、8.3%増と3カ月ぶりにプラスに転じた。
[時事通信社]