三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が、投資一任型サービスのロボットアドバイザー最大手ウェルスナビを買収する方針であることが29日、分かった。傘下の三菱UFJ銀行が近くTOB(株式公開買い付け)を実施。全株式を取得し完全子会社化する。新NISA(少額投資非課税制度)開始などで投資機運が高まっていることを踏まえ、個人向け資産運用サービスを強化する。
三菱UFJ銀は3月にウェルスナビに15%超を出資。持ち分法適用会社としていた。ウェルスナビは上場廃止となる見通し。完全子会社化によりMUFGは、スマートフォンのアプリなどで金融商品を提案するサービスの拡充を図る。
MUFGは一部報道を受け、「本日開催の経営会議に付議する予定」とコメントした。
[時事通信社]