【ニューヨーク時事】休場明け29日のニューヨーク株式相場は、米国で消費の先行きを占う年末商戦が本格化する中、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比188.59ドル高の4万4910.65ドルと、史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は157.69ポイント高の1万9218.17で引けた。
小売り各社はこの日、セールを本格的に開始。商戦への期待感からウォルマートやアマゾン・ドット・コムなどが買われた。長期金利の低下に加え、物価抑制と成長実現を両立する米経済の軟着陸見通しにも支えられ、ダウは一時4万5000ドル台を再び付けた。投資家が重視するS&P500種株価指数も最高値を塗り替えた。
[時事通信社]