【ニューヨーク時事】ブラジルのボルソナロ前大統領は、トランプ次期米大統領の協力を得て、2026年に予定される次期大統領選で返り咲きを目指す考えを明らかにした。29日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が掲載したインタビューで語った。
ボルソナロ氏は「ブラジルのトランプ」などと呼ばれ、トランプ氏の大統領在任中から親密な関係を築いてきた。インタビューでは「トランプ氏が戻ってきた。それはわれわれも戻るという兆しだ」と主張。トランプ氏がブラジルのルラ現政権に経済制裁を科すことで、自身の返り咲きを支援できると示唆した。
また、ボルソナロ氏の次期大統領選出馬を事実上禁じた23年のブラジル高等選挙裁判所の決定について、トランプ氏が履行を延期するよう圧力をかけられるとの期待も示した。
[時事通信社]