【北京時事】中国共産党序列6位の丁薛祥筆頭副首相は2日、北京の人民大会堂で前東京都知事の舛添要一氏らと面会した。丁氏は改革開放を続ける姿勢を強調した。
舛添氏は同日から広東省で始まった国際会議の代表団の一員として面会。舛添氏によると、当初は習近平国家主席との面会が予定されていたという。
丁氏は、「トウ小平氏が始めた改革を続ける。改革に終わりはない」と強調。欧州連合(EU)による中国製電気自動車(EV)への追加関税など保護主義に反対すると訴えたほか、「グローバルサウス」をはじめとする新興国を支援する方針も示した。来年1月に発足するトランプ米政権が「米国第一」を掲げていることを意識したとみられる。
[時事通信社]