静岡県島田市の市立総合医療センターで3月、植物状態で入院していた男子中学生=当時(15)=が亡くなったのは看護師らのミスが原因として、遺族側は3日、業務上過失致死容疑で看護師や病棟管理者ら5人に対する告訴状を県警島田署に提出した。
告訴状によると、中学生は2022年9月、発熱や吐き気の症状で同センターに救急搬送。脳膿瘍(のうよう)と診断された後、自発呼吸ができなくなり人工呼吸器を付けて入院していたが、今年3月に容体が急変し死亡した。
遺族側は、看護師2人はカテーテルの交換時、たんの拭き取りや接続の確認を怠ったほか、ナースステーションに在室していた別の看護師2人は、血中酸素濃度の異常や心静止などを知らせるアラームが6回も鳴ったのに放置したとしている。
島田市立総合医療センターの話 告訴状の内容を把握できていないのでコメントは差し控える。
[時事通信社]