【北京時事】中国国家統計局が9日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.2%の上昇だった。食品価格が伸び悩んだことから、伸びは3カ月連続で縮小。プラスは10カ月連続だが、デフレ懸念が依然残っている。
食品は1.0%上昇と、伸びは前月の2.9%から大きく縮小した。野菜や豚肉の価格高騰ペースが落ち着いたことが主因。価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は0.3%の上昇だった。
同時に発表された11月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.5%低下。マイナス幅は前月から0.4ポイント縮小したものの、26カ月連続で前年割れとなった。
[時事通信社]