【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は8日、政権1期目の2019~21年に駐メキシコ大使を務めた弁護士のクリストファー・ランドー氏を国務副長官に指名すると発表した。就任には上院の承認が必要。
トランプ氏が国務長官に指名する意向の対中強硬派のルビオ上院議員を支える。トランプ氏は声明で、ランドー氏がルビオ氏と共に「米国第一の外交政策を通じ、国家の安全保障と繁栄を推進する」と強調した。
ランドー氏は元米外交官の父親を持ち、スペインの首都マドリードで生まれた。ハーバード大法科大学院修了。流ちょうなスペイン語を話す。トランプ氏はメキシコ国境経由で流入する不法移民への対応を重視しており、中南米通のランドー氏起用で対策強化を図るとみられる。
[時事通信社]