自民党は9日、派閥裏金事件に関し、衆院政治倫理審査会での弁明を希望する同党議員がいることを野党側に伝え、開催への協力を要請した。与党筆頭幹事の村井英樹氏(自民)が、野党筆頭幹事の寺田学氏(立憲民主党)と国会内で協議した。
この後、村井氏は記者団に、出席者について「具体的なことは調整中だ」と述べるにとどめた。裏金事件に関し、これまで衆院政倫審には7人が出席したが、萩生田光一元政調会長ら15人が出席していない。
これに関し、立民の辻元清美代表代行は記者団に「この前(の審査会)も公開でやっている。うみを出し切った方が良い」と述べ、公開で実施するよう求めた。
[時事通信社]