【ワシントン時事】北米地域で日本酒の醸造や流通、小売りに携わる関係者が集う「酒ステークホルダーサミット」が11日、ワシントンで開催された。日本の「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことを追い風に、米国での日本酒の販路拡大に向けた方策や課題を巡り意見を交わした。
在米日本大使館と北米酒造組合が共催した。同組合のウェストン小西会長によると、伝統や丁寧なものづくりへの関心が強い若年層の間で、特に日本酒の人気が高まっているという。知名度の低さが課題としながらも、「日本酒は世界レベルの酒。無形文化遺産登録で名声がさらに高まった」と、今後の消費拡大に期待を示した。
[時事通信社]