【北京時事】中国の習近平国家主席は12日、北京の人民大会堂でロシアのメドベージェフ前大統領と会談し、新興・途上国「グローバルサウス」の枠組みを通じた多国間協力の推進などで一致した。メドベージェフ氏はプーチン政権与党「統一ロシア」党首で、安全保障会議副議長を務める。対中強硬姿勢を示すトランプ次期米大統領の就任を控え、中ロの安保連携を再確認する思惑があったとみられる。
中国外務省によると、習氏は「ロシアとの戦略連携を強化していく」と強調。ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢についても意見交換した。メドベージェフ氏は、中国やブラジルが提案する新興国を交えた和平プロセス推進に前向きな姿勢を示したという。
[時事通信社]