【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は１６日、韓国の尹錫悦大統領の弾劾訴追案が１４日に可決され、職務停止となったと報じた。尹氏が１２日の談話で「非常戒厳」を正当化し、野党などに責任を押し付けたとして、「政界と社会の激しい反発と怒りを引き起こした」と伝えた。
記事は、７日の採決で与党「国民の力」の議員が集団退場し廃案に持ち込んだことや、弾劾訴追案への対応を巡り、与党が分裂状態となったことについても説明した。尹氏の弾劾を求めるデモの様子にも触れ、「（可決されると）全国各地で市民が街頭に出て歓声を上げた」と伝えた。
［時事通信社］