積水ハウスと積水化学工業、旭化成ホームズの住宅メーカー3社は16日、住宅部材の輸送や購入に共同で取り組むと発表した。物流を手掛けるセンコー(大阪市)と共に、物流拠点やトラックを共同利用して効率的な輸送網を構築する。二酸化炭素(CO2)の排出量削減にもつなげる。
トラック運転手不足で輸送力が低下する「2024年問題」の影響が強まる中、協力することにした。住宅メーカー3社は、北海道から九州の計29カ所の物流拠点で、施設やトラックの共同利用を進める。今後、拠点の統合や共通した管理システムの導入も検討する。
また、長距離輸送では、大型トラック2台分の荷物を運べる「ダブル連結トラック」を活用して運転人数を削減。これらの施策によりドライバーの運転時間を年間約1万7000時間削減できるという。今後、部材の共同購買も進める。
[時事通信社]