「ルフィ」と名乗る指示役らによる広域強盗のうち、東京都と広島市の計3事件に関与したとして強盗致死罪などに問われた実行役加藤臣吾被告(26)の裁判員裁判の判決が16日、東京地裁立川支部であった。岡田健彦裁判長は「極めて危険で凶悪な連続強盗だ」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。
岡田裁判長は、加藤被告が被害者の生命や身体に重大な結果が生じ得ると十分認識しながら強盗に参加したと指摘。利益を得るために積極的に関わっており、責任は実行役のリーダー格永田陸人被告(23)=一審無期懲役、控訴=に次いで重大だと述べた。
弁護側は、指示役に脅されて参加せざるを得なかったと主張したが、「実態に即していない」と退けた。
[時事通信社]