日本政府観光局が18日発表した1~11月の訪日外国人数(推計値)は、計3337万9900人だった。1カ月を残し、過去最多だった2019年の年間累計(3188万人)を上回った。既に訪日客の消費額(1~9月)も年間での最高額を更新。歴史的な円安や航空便増便などが後押しした。
韓国や台湾、香港などアジアからの客足が好調だったことに加え、欧米からの訪日客も大きく伸びた。記者会見した観光庁の秡川直也長官は「このまま順調にいけば、(年間で)3500万人を超えていくのではないか」との見方を示した。
11月の訪日客数は前年同月比30.6%増の318万7000人だった。単月で300万人を超えるのは2カ月連続。コロナ禍前の19年11月と比べても30.5%伸びた。紅葉が最盛期を迎えた中、地方路線・直行便の増加などが押し上げ要因となった。
[時事通信社]