パレスチナ自治政府のシュタイエ前首相は18日、自治区ガザを巡る停戦交渉の本格化について、「政治的解決がなければ同じことが繰り返される」として、パレスチナ問題の根本的解決が重要だと訴えた。その上で、パレスチナとイスラエルが平和裏に共存する「2国家解決」の実現に向け、日本を含む国際社会の後押しを求めた。東京都内の日本記者クラブで会見した。
シュタイエ氏は「バイデン米政権は2国家解決を支持すると表明しつつ、国連安保理で拒否権を発動してきた」と批判。バイデン大統領は「歴代米大統領の中でパレスチナ和平プロセスを進める提案をしなかった唯一の人物だ」と主張した。
[時事通信社]