首都圏で相次ぐ闇バイト強盗のうち、横浜市の住宅で10月、住人の後藤寛治さん=当時(75)=が死亡した事件で、強奪金を運んだとして、神奈川県警は18日までに、盗品等運搬容疑で、埼玉県川口市末広の無職保坂海斗容疑者(25)を逮捕した。
同容疑者は別の回収役の無職木本未穂被告(30)=同罪などで起訴=から現金を回収したという。「金を稼ぎたかった。知人から紹介されて始めた」と容疑を認めている。匿名性の高い通信アプリで運搬先などの指示を受けていたといい、神奈川県警は指示役の特定を進める。
後藤さんは10月15日未明に横浜市内の自宅で暴行を受け死亡した。実行役の宝田真月被告(22)=強盗致死罪などで起訴=は強奪金約20万円の一部を抜き取り、残りは東京都足立区内の公園で木本被告が回収したとされる。
[時事通信社]