ソニーグループ(G)は19日、KADOKAWAと資本業務提携を締結したと発表した。来年1月7日にKADOKAWAが実施する新株の第三者割り当てを約500億円で引き受け、約10%を保有する筆頭株主になる。KADOKAWAは出版やアニメで優良な知的財産を多数抱えており、共同で映像化や海外展開を進める。
ソニーGは現在、KADOKAWAに約2%を出資しており、既に協業関係にある。関係強化に向け出資比率を引き上げ、役員も1人派遣する。
両社は世界的な娯楽コンテンツへの共同出資や互いの知財の商品化・映像化、アニメ作品の共同制作も検討。KADOKAWAの動画配信サイト「ニコニコ動画」を利用した新人アーティストの発掘なども行いたい考えだ。
KADOKAWAが保有する主な知財は、「Re:ゼロから始める異世界生活」や「ダンジョン飯」など。
[時事通信社]