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「対応、遅くなかった」=オスプレイ飛行見合わせ―陸自トップ

時事通信 2024年12月19日 19時56分

 陸上自衛隊トップの森下泰臣陸上幕僚長は19日の記者会見で、米軍が輸送機オスプレイの運用一時停止を勧告したことを受けて、陸自V22オスプレイの飛行を見合わせた時期について、「安全を最優先に考え適切に判断した。対応が遅かったとは考えていない」と述べた。

 米軍はオスプレイの予防着陸事案を踏まえ、12月6日に飛行を一時見合わせるよう部隊に勧告。在日米軍のオスプレイは6日から順次、一時的に飛行を停止したが、陸自は10日から飛行を見合わせた。

 森下陸幕長は米側から勧告を通知された日時について「相手方との関係もあり、答えを差し控える」とした。在沖縄海兵隊のオスプレイは飛行を再開しているが、陸自の飛行再開の見通しについては「(米側が実施している)安全確保の内容を確認している段階」などと説明するにとどめた。

 一方、陸自によると、沖縄県の与那国駐屯地で10月、離陸時に機体を損傷する事故を起こした陸自オスプレイが19日、整備・修理のために同駐屯地から暫定配備先の木更津駐屯地(千葉県)に向けて搬出された。台船を使い海上輸送される。 

[時事通信社]

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