千葉県柏市で夫婦が殺害され、近所の住宅が放火された事件に絡み、警察官への公務執行妨害容疑で逮捕された知人の酒巻馨容疑者(77)が、被害者夫婦と不動産売買を巡って金銭トラブルとなっていたとみられることが20日、関係者への取材で分かった。
酒巻容疑者は下半身にやけどを負って入院中。県警柏署捜査本部は同容疑者が夫婦殺害と放火の両方に関与したとみて、再逮捕を視野に全容解明を進める。
関係者によると、酒巻容疑者は事件前、夫婦が営む会社に所有不動産の査定を依頼していた。酒巻容疑者は査定額に不満を抱いていたといい、夫婦を逆恨みした可能性があるという。
[時事通信社]