【ロンドン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ブリュッセルで記者会見し、トランプ次期米大統領について「強い人物だ。ぜひわれわれの側に付いてほしい」と述べ、ロシアとの停戦に向けた米国の協力に期待を示した。
ゼレンスキー氏は、この日から2日間の日程で始まった欧州連合(EU)首脳会議に出席。EU加盟国と共に、防空システムの追加供与やエネルギーの供給確保、財政支援などを主なテーマに協議した。
同氏は会見で「欧州による安全保障だけでは十分ではない。われわれにとって、今も将来も真の安全保障となるのは北大西洋条約機構(NATO)だ」と語り、NATO加盟への意欲を改めて表明。「米欧の一致した支援が戦争終結のカギを握る」と強調した。
[時事通信社]