【パリ時事】日本の調査捕鯨に対する妨害行為で国際手配され、寄港先のデンマーク領グリーンランドで約5カ月に及ぶ勾留の末に釈放された反捕鯨団体シー・シェパード(SS)創設者ポール・ワトソン容疑者(74)が20日、家族の住むフランスに到着した。支援者らは21日にパリで歓迎集会を開く予定だ。
カナダ出身のワトソン容疑者は仏国籍を申請中。日本は引き渡しを求めたが、デンマークが拒否し、17日に釈放した。マクロン仏大統領は7月の拘束当初からデンマークに外交圧力をかけて釈放を迫った経緯があり、仏当局も日本の要請に応じないとみられている。
[時事通信社]