【ワシントン時事】米海軍航空システム司令部(NAVAIR)は20日、一時停止していた輸送機オスプレイについて、追加の安全対策を施した上で飛行を再開すると発表した。安全対策として、各機体のプロペラのギアボックスの飛行時間を点検するという。
米軍は11月に発生した米西部ニューメキシコ州の空軍基地での墜落寸前の事故を受け、オスプレイの飛行を一時的に見合わせていた。NAVAIRが事故原因を詳しく調べていた。
NAVAIRは声明で飛行再開を表明し、海軍と海兵隊、空軍特殊作戦司令部が連携して安全対策を実施すると強調。「全オスプレイの運用に関し、透明性と安全性の確保に引き続き尽力している」と述べた。
[時事通信社]