大林組は23日、2025年4月1日付で佐藤俊美副社長(64)が社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を発表した。社長交代は18年3月以来約7年ぶり。経営トップの若返りで、国内建設事業を中核に海外建設事業などの強化を図る。
蓮輪賢治社長兼CEO(71)は代表権のない副会長に退く。同年6月の定時株主総会後に取締役を退任する。大林剛郎会長(70)は続投する。
佐藤氏は海外駐在のほか、財務や経営企画など事務畑を歩んできた。記者会見で佐藤氏は「大林グループが成長していくことを考えると、事業領域を広げることが非常に重要」と強調した。
[時事通信社]