日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告の国外逃亡を助け、日本で服役した米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員のマイケル・テイラー氏は23日、「政治的には間違っていたかもしれないが、拷問されている人のために戦ったことは後悔していない」と主張した。また、ゴーン被告から報酬とは別に訴訟費用の一部を受け取ったが十分ではなく、多額の借金を背負っていると語った。
テイラー氏は米国からオンラインで日本外国特派員協会の記者会見に参加。刑務所では半年間で2回しかシャワーを使えないなど「非人道的な扱い」を受けたとし、「日本も加入している国連の拷問等禁止条約に違反している」と批判した。ゴーン被告も妻との接触を禁止されるなど「拷問、虐待されていた」と述べ、逃亡支援を正当化した。
[時事通信社]