トヨタ自動車グループの豊田自動織機は23日、エンジン認証不正の発覚で停止していたフォークリフトの出荷について、来年1月8日に一部再開すると発表した。一連の不正で再開は初めて。同社はエンジン4機種の出荷を停止したが、別メーカー製のエンジンを使うことで再開できた。
出荷を再開するのは、ディーゼルエンジンの2.0~3.5トン積みオフロード車「ジェネオ」で、年産約6000台。2023年3月に排ガス性能試験の不正が発覚して出荷を見合わせた。同4月にエンジンの型式指定を取り消されたが、搭載エンジンをクボタ製に切り替えて届け、所管する環境省から基準適合車と認められた。
[時事通信社]