【ワシントン時事】バイデン米大統領は23日、2025会計年度(24年10月~25年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法に署名したと発表した。予算総額は前年度比約1%増の約8952億ドル(約140兆円)に上る。
上下両院で超党派の賛成多数で可決されていた。バイデン氏は声明で「この法律は兵士とその家族に恩恵をもたらし、防衛や外交、国土安全保障を支援するものだ」と述べた。
同法には中国に対抗するため、日本を含む同盟国との連携強化に必要な予算などが盛り込まれた。日本に関しては、在日米軍の再編計画に関連し、自衛隊とのより緊密な連携に必要な人員や資金を議会に報告するよう国防総省に要求する項目が入れられた。
[時事通信社]