鹿児島県日置市の民家で2018年、親族の男女ら5人が殺害された事件で、殺人などの罪に問われ、一審で死刑判決を受けた岩倉知広被告(45)の控訴審第2回公判が24日、福岡高裁宮崎支部(平島正道裁判長)であった。控訴棄却を求める検察側に対し、弁護側は「事件当時、心神耗弱状態だった」として一審判決の破棄を求め、結審した。判決は来年3月13日に言い渡される。
一審判決によると、岩倉被告は18年3月31日~同4月6日、日置市の祖母=当時(89)=宅で、祖母と父=同(68)=の首を絞めるなどして殺害。遺体を空き地に遺棄し、様子を見に訪れた伯母=同(69)=ら3人も殺害した。
[時事通信社]