【カイロ時事】イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ北部ガザ市のキリスト教会で24日、クリスマスミサが行われ、参加者は「攻撃の終了と平和の回復」を祈った。パレスチナ通信が伝えた。
住民の大多数がイスラム教徒のガザでも、少数のキリスト教徒が暮らしている。同通信によると、2023年10月の戦闘開始以降、少なくとも教会2カ所がイスラエル軍の標的となり、計20人が死亡した。空爆で子供3人を失った男性は米紙ニューヨーク・タイムズに「祝うには悲し過ぎる」と語った。
イエス・キリストの生誕地とされるヨルダン川西岸の自治区ベツレヘムでは、2年連続で大規模な行事が見送られた。AFP通信によれば、教会周辺に治安部隊が配置された。
[時事通信社]