伊予鉄グループ(松山市)は25日、特定の条件下で無人の自動運転が可能になる「レベル4」に対応した路線バスの営業運行を市内で開始した。レベル4での路線バスの営業運行は全国初。伊予鉄バス(同)が高浜駅―松山観光港(片道約800メートル)に電気自動車(EV)を導入。1日往復約60便のうち、大半を自動で走る。
バスは12人乗りで、最高時速35キロで走行する。ソフトバンク子会社「BOLDLY(ボードリー)」(東京)の自動運転システムで、あらかじめ走行ルートを登録。バスに搭載した計28台のカメラやセンサーが人や物を認識し、人工知能(AI)が運転する。現金での運賃支払いはできず、完全キャッシュレスにした。
[時事通信社]