【ソウル時事】韓国の憲法裁判所は27日、国会に弾劾訴追された尹錫悦大統領の罷免が妥当かを判断する弾劾審判を開始した。尹氏の「非常戒厳」宣言の違憲性などが争点で、この日の第1回弁論準備では国会の訴追団と尹氏の弁護団がそれぞれ主張を展開した。次回の弁論準備は来月3日に行われる。
国会は14日に弾劾訴追案を可決し、尹氏は職務停止となった。憲法裁は180日以内に尹氏を弾劾・罷免するか、職務復帰させるかの決定を出す。27日の第1回弁論準備では争点整理や証拠の確認が行われた。尹氏の弁護団は決まっていなかったが、この日に選定。元検察幹部らで構成している。
[時事通信社]